牛乳 と アトピー

 牛乳は、アトピー・喘息・花粉症の大きな原因

「カルシウムがいっぱい」「背が伸びる」「骨が強くなる」「健康にいい」
私たちはそう思って「牛乳」を飲み、子供に飲ませてきました。

しかし、

まじめな生乳業者の方々には本当に申し訳ないのですが、

アトピーの人にも、そうでない人も
牛乳を飲む習慣をまず止めて下さい。

と呼びかけさせていただきます。

公共性の高いネット上で、特定の食品を取らないように呼びかけることは
慎重にあるべきだと思います。

欧米では、生乳業界と独立系医師団体との間で、牛乳の害をめぐる
はげしい論争が続いています。
日本国内でも、牛乳とアトピー性皮膚炎やがんとの関係を指摘した書籍に対して
業者団体からの「公開質問状」などふくめた反発が起っています。

ですから逆に、この話を 「慎重に避けていればいい」 ということにはならないのです。

すくなくとも、牛乳とアトピー、その他の病気との関係を指摘する研究が
数多く公表されている以上、
「疑わしいものは取らないほうがいい」 という判断は当然の自衛策です。

牛乳がもたらす深刻な健康被害、病気について、世界中の本当に多くの学者・研究者が
数多くの研究・論文などで発表し、警告しています。

それらを下に書き出して見ます。

《牛乳がもたらす主な病気》
・ぜんそく ・アトピー性皮膚炎 ・アレルギー性鼻炎 ・じんましん ・花粉症
・がん(大腸がん、前立腺がん、乳がん、肺がん) ・白血病 ・心臓病
・糖尿病 ・小児糖尿病 ・多動性障害 ・腸壁出血 ・扁桃腺炎 ・偏頭痛
・便秘 ・貧血 ・リウマチ ・静脈瘤 ・裂孔ヘルニア ・続発性中耳炎 など

最近では多くの書籍などでも「牛乳」の害について指摘されています。

★「なぜこれほどアレルギーを起こす人が急増したのか、私はその第一の原因は、
1960年代初めに始められた学校給食の牛乳にあると考えています。」
「牛乳ほど消化の悪い食品はない、といっても過言ではありません。」
(アインシュタイン医科大学・新谷弘実教授、『病気にならない生き方』)

★「カゼイン(牛乳タンパク)は全米の50%以上の子供たちが苦しんでいる激しいアレルギー
の主因」「乳製品の摂取をやめれば、ぜんそくなどは、緩和されたり、なくすことさえ出来る」
(ホプキンス大学小児科部長フランク・オスキー博士)

★「牛乳は、発がん性物質のカクテルともいえる危険な食品」
(プリンストン大学アウトウォーター教授)




 牛乳を飲むと、「カルシウム」 は減る!

私たちは、カルシウムをとるためには牛乳がいいと思っています。

けれども、牛乳を飲むとカルシウムは体からドンドン 「減っていく」 のです。

① 牛乳を飲むと、「血中カルシウム濃度」 が一気に上がります。
すると体は余分なカルシウムとして、せっかく入ってきたカルシウムを尿として排出してしまいます。

② また、牛乳は、「血液を酸性化」 しますので、それを中和するために カルシウム が骨から溶け出します。 そして骨から溶け出したカルシウムは尿として排出され、体内カルシウムが減って行きます。

牛乳から取ったカルシウムはそのまま排泄され、
さらに骨からカルシウムが溶け出して排泄されます。

牛乳は飲めば飲むほど 「カルシウム不足」 をもたらすのです。

またこの時、マグネシウムも同様に骨から溶け出して排出されます。
マグネシウム欠乏は、アトピーを決定的に悪化させる要因の一つです。



 牛乳の 「タンパク質」 がアレルギーを起こす!

牛乳のタンパク質は、非常に小さな分子で出来ていますので、私たちの体内できちんとアミノ酸に分解される前に腸壁をすり抜けることが非常に多く発生します。

そしてこの「牛乳タンパク質」 は カルシウムと結合していますので、免疫システムは 「異種タンパク質」、すなわち 「異物」 の侵入とみなして排除にかかります。

腸粘膜が十分に発達していない子供に多くみられる 「牛乳アレルギー」 です。

さらに、牛乳タンパク質を分解するときに 「毒素」 が発生し、
これが免疫システムに弊害をもたらし、アレルギーを防ぐ力をなくします。
その結果、腸で発生したヒスタミンと言う起炎物質が血流に乗って全身にまわり
体中の様々な場所でアレルギー反応、炎症が起るのです。

牛の乳のタンパク質「カゼイン」と、
人間の母乳のタンパク質「アルブミン」は全く違うのです。

牛乳には、母乳の3倍のタンパク質と、7倍のリンが含まれています。

本来子牛の飲み物である牛乳を人間が飲むことで
喘息、アトピー性皮膚炎などが引き起こされているのです。

牛乳を飲む習慣をまずやめてみてください。

それだけでアトピー、喘息が治るケースも多くあります。

 (乳製品も同様です。)


 牛乳の 「糖分」 は、分解できない!

日本人をふくむアジア人の85~95%は乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)を持っていません。
牛乳を飲むと下痢をする人が多いのはそのためです。



 牛乳の 「女性ホルモン」 が、アトピーをつくっている!

私たちが飲んでいる牛乳の半分以上が 「妊娠している牝牛」 の乳、であることをご存知でしょうか?
当然、牛乳には多量の 「女性ホルモン」 が含まれています。
環境ホルモンの 「エストロゲン様作用」 というのを聞いたことがある方も多いと思いますが
牛乳に含まれている 「女性ホルモン=エストロゲン」 は、環境ホルモンの数千倍の影響を人体に与える、と言われています。

そして、牛乳の 「女性ホルモン」 は、白血球B細胞を刺激して
抗体を必要以上につくらせ、免疫異常=アトピーを引き起こすのです。

(また、乳がん、大腸がんの原因となります。)


 牛乳の 「脂肪分」 は、消化に悪い

牛乳は、消化が極めて悪い「飽和脂肪」を大量に含んでいます。
これが腸粘膜を弱らせ、「腸壁バリア」 によるアレルギー抑制の働きが崩れます。

そして、乳脂肪は加工の過程で酸素と結合して、「過酸化脂肪」になっています。
「過酸化脂肪」は、腸内の悪玉菌を増やし、細菌バランスをくずし、活性酸素、アンモニアなどの毒素を発生させます。
「腸の弱体化」 をもたらすのです。
これもアトピーの原因となります。
しかも、牛乳の過酸化脂肪によって、若年性白血病や糖尿病が引き起こされていることが最近の研究でわかっています。


 高温殺菌処理で、有用なものはなくなっている!

牛乳は雑菌の繁殖を防ぐために加熱処理されますが、この過程でマグネシウム、ミネラルなどは破壊されていて、体に悪いだけのものになってしまっています。


 アトピー・喘息・花粉症を治すには、まず牛乳をやめる


牛乳がアレルギー性疾患を引き起こすのは
牛乳のたんぱくが分子が非常に小さく、
腸でアミノ酸に分解される前に腸粘膜から吸収されてしまうことにあります。

その結果、異種タンパク質として抗原となり、拒絶反応が起り、
それが繰り返されることで免疫がTh2に傾き、
アトピー・喘息などが体質化してしまいます。 (⇒「Th2 と アレルギー体質」)

さらに、この拒絶反応のとき、腸粘膜で活性酸素が発生して炎症となり、腸壁バリアが傷つき、
牛乳タンパク分解で発生するヒスタミンなどが血液を通じて全身に回りアレルギー症状を引き起こします。

(特に、腸の消化能力が未発達な子供に多くでます。)



これでもか、というほど書いてしまいましたが、
実際「牛乳」は、「百害あって・・・」という食品です。

そして、アトピーを起こす最大のアレルゲンの一つです。

母乳で育てているお母さんが牛乳を飲んだ場合も、
赤ちゃんに反応し、アレルギーが起こるケースが報告されています。

妊娠中の方、母乳を上げているお母さんは、
牛乳を飲まないで下さい。

なぜ、「牛乳=健康食品」という神話が作られたのでしょうか。
アメリカでは、1930年代から牛乳業界による「牛乳=健康食品」の大キャンペーンが開始され、
牛乳を飲む習慣が乳製品ビジネスによって作られました。
そして今、アメリカでは、牛乳業界と政府の癒着が社会問題になっています。
世界的に著名な医師6000人などで構成されるPCRMという団体が、政府の食事指針作成が、牛乳業界との癒着でねじまげられたとして、訴訟を起こし、勝訴しています。
アメリカで作られた「牛乳=健康」神話は、すでにアメリカでは終わっています。
(米商務省も、現在、牛乳と心臓病・がんの関係を認めています)

そもそも、牛乳は子牛が飲むもので、人間が飲むようには出来ていないのです。

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