自律神経 と アトピー・喘息・花粉症の原因

自律神経とアトピー・喘息・花粉症・鼻炎

アトピー・喘息・花粉症の原因・・・ 自律神経のかたより

アトピー性皮膚炎と自律神経

私たちはだいたい毎日同じような生活パターンをを繰り返します。

食べたり、働いたり、勉強したり、運動したり・・・。

いつも何時に寝るでしょうか?
睡眠は十分でしょうか?
運動不足ではないでしょうか?
ストレス過多ではないでしょうか?
悩みが多く、笑うことが少なくないでしょうか?

 こうした何気ない毎日の繰り返しの中で 「自律神経のみだれ」 を生むと、
 それがアトピーの大きな原因になります。

私たちの体は、
心臓も、胃も、腸も、
自律神経のコントロールでバランスを取りながら働いています。

そして自律神経は、
「交感神経」 と 「副交感神経」 の2つが、
シーソーのように交互に支配しながら維持されています。


たとえば、運動や仕事をする時には、交感神経

⇒ 血管は収縮し、血圧も心拍数もあがります。
脳や体の活動力を引き上げるために、
交感神経が優位になるのです。   (ストレスがかかった時も、交感神経優位になります。)


逆に、食事や睡眠、リラックスした状態のときは、副交感神経

⇒ 血管はひろがり、血圧・心拍数は、下がります。
そして、胃や腸などの消化器官の働きが活発になります。
食事、睡眠、休息、に適した状態です。

アトピーと自律神経、交感神経と副交感神経


自律神経と免疫


アトピー性皮膚炎と自律神経、免疫―自律神経―ホルモン

自律神経のはたらきは、単独で機能しているわけではありません。

「内分泌系(ホルモン)」 や 「免疫システム」 と連携をとりながら働いています。

つまり、
自律神経と免疫は、密接な関係にある、ということです。

そして、白血球は自律神経にコントロールされていますので
白血球の状態も、自律神経の状態によって変わっていきます。

  • 交感神経が優位 ⇒ 顆粒球が増える
  • 副交感神経が優位 ⇒ リンパ球が増える

つまり、私たちの生活や活動によって、白血球の状態は以下のようになります。

アトピー性皮膚炎と自律神経、リンパ球と顆粒球



自律神経のかたよりが、アトピー体質をつくる

アトピーと自律神経のかたより

過剰なストレスによるアトピー



私たちの体は、交感神経と副交感神経が1日の中で行ったり来たりしながら
バランスがとられ、細胞や臓器が活動したり休んだりしながら
健康を保っています。

基本的に、
交感神経は昼間に優位状態になり、
副交感神経は夜優位になります。

では、このバランスが崩れて、
交感神経優位の状態がずっと続いたり、
副交感神経優位の状態がずっと続いたり、という場合、どうなるでしょうか?

  • 夜まで仕事を続けるような睡眠不足が続けばどうなるでしょうか?
  • 強いストレスがかかり続けて、昼も夜も心身ともリラックスできない状態が続いたときは?

 この場合、つねに交感神経優位の状態が続き、
 血液中では、「顆粒球」 が増大し続けます。

こうなると、「顆粒球」は活性酸素を発生させますから、
体のあちこちで炎症を起こして行きます。
胃炎、大腸炎、間質性肺炎、歯肉炎、そしてアトピー性皮膚炎、です。

さらに「顆粒球」の1つである「好酸球」は、抗原と抗体をくっつける働きをしますので
「免疫の過剰反応」を生み出します。

⇒ アトピー体質になる、ということです。

ストレスがなさすぎる生活によるアトピー

一方で、

  • 昼間も緊張して働いたり、運動したりということもなく、
    冷暖房完備の部屋でゲームやテレビを見る、という生活が続く場合は?

この場合は、昼も夜も、副交感神経優位の状態が続くことになり、
血液中では、「リンパ球」 が増大して行きます。

リンパ球は、B細胞が抗体をつくりますから、
リンパ球過剰が、まさに「免疫の過剰」を引き起こします。

⇒ アトピー体質になる、ということです。

つまり、
過大なストレスも、
ストレスがなさすぎる生活も、
アトピー体質をつくる原因になっている、のです。

そして、アトピーの多くは(特に子供の場合はほとんどが)、
副交感神経優位型(リンパ球過剰型)のアトピーです。

さらに低体温化で、アトピー体質は固定化する

アトピー性皮膚炎と自律神経、低体温化

問題なのは、「顆粒球」や「リンパ球」の増大だけではありません。

自律神経のかたよりは、
血流を弱め、低体温化させ、アトピー体質を固定化してしまいます。

★交感神経優位の状態が続けば(過大なストレスなど)、
血管は収縮し続け、
血液の流れは弱くなって行きます。

血液は、細胞の隅々にまで必要な栄養やエネルギーを運ぶものですから、
血流が弱まれば、体の機能全体が弱まります。

その結果、低体温になります。

低体温になると、酵素(こうそ)の働きが悪くなります。

酵素は、手や足や臓器を動かしたり、代謝、解毒、運動、成長など、
あらゆる働きの触媒の役割を担っている「生命活動の源」ですから、
酵素活性の低下は、すなわち生命力の低下です。

それが「免疫の誤作動」など、免疫力の低下をもたらします。


★副交感神経優位の状態(ストレスがなさすぎる生活など)が続いた場合も同じです。

副交感神経は、血管を広げる働きをしますので、
この状態が何日も続くと
血管が広がったままになりますので血液の流れは弱くなります。
(川の下流が、流れがゆるやかなのと同じです)

その結果は、
低体温 ⇒ 酵素活性の低下 ⇒ 体全体の活力低下 ⇒ 免疫力の低下、です。

免疫の誤作動や、過剰反応を引き起こす「アトピー体質」が固定化してしまう、
ということです。

アトピー体質とは、
低体温で、免疫の誤作動が起きやすい状態
といえるのです。


*次のページで、自律神経のかたよりを緩和する方法をご紹介します。
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