食物アレルギーを止めるために、大切なこと

大切な2つ



食物アレルギーは、アトピーを引き起こす非常に大きな原因です。

とくに注意すべきなのは、次の2つです。

  • 食品添加物・・・加工食品、調味料、ファーストフード、冷凍食品など

この2つに気をつけていくだけで、アトピーは激減します


動物食中心による、アレルギーと健康破壊

食物アレルギーのほとんどは、タンパク質の未分解によっておこります。

タンパク質は、普通は消化管で「アミノ酸」 に分解されて栄養になるのですが、
過剰に摂取したり、消化に悪いものの場合、アミノ酸にまで分解されず、
大きい分子のまま血管などに移行して、アレルギー反応を引き起こします。

とくに、動物性タンパク質を取りすぎると、腸内で腐敗し、毒素を発生させます。
この毒素とは、アンモニア、ヒスタミン、メタンガス、ニトロソアミンなどです。
 (これがアトピーを発生させ、腸を硬化させ、ガンの元になります)

さらに「活性酸素」 を大量に作り、細胞の遺伝子を傷つけ、ガンの発生につながります。

そして血液が酸性になり、それを中和するために、
骨などから大量のカルシウムが溶け出してしまいます

動物性タンパク質カルシウム不足をもたらしているのです。

私たちの暮らしは、ここ何十年かで、
穀類や野菜中心の食生活から「動物性食物」中心に大きく変わってしまいました。
おいしい上に、栄養満点!と思ってそうしてきたのですが、
実は、アトピーを発症させ、ガンになりやすくし、カルシウム不足・骨粗しょう症の原因となり、そして老化を促進しているのです。

動物性タンパクの取りすぎがもたらすもの
・アトピー  ・腸内の腐敗  ・ガンの発生  ・カルシウム不足 ・老化 など


食のバランスが大切!

下の表に、アレルゲン(抗原)となりやすいとされている食べ物をあげておきます。

《食物性アレルゲンとなりやすいとされるもの》

牛肉、牛乳、チーズ、バター、牛乳を使った加工品
鳥肉、卵、マヨネーズ、お菓子、卵を使った加工品
大豆大豆油、おから、納豆、豆腐など
その他豚肉、小麦、米、マーガリン、とうもろこしなど

アトピー治療のために病院に行くと、
問診、血液検査、皮膚テスト、除去食試験などが行われます。

もちろんアレルゲンとなる食物にめぼしをつけるのは大切ですので、
この場合は、必ず医師の指示どうりに行って下さい。

ただ、気をつけたいことは、
たとえある食べ物がアレルゲンでは、とわかったとしても
それだけを食べなければアトピーが治るわけではいということです。
 (特殊なケースは別ですが)

たとえば、お米にアレルギー反応が認められたとしても、
それは動物食偏重の食生活によって引き出されたのかもしれません。

なにかの野菜にアレルギー反応が認められたとしても、
それは何らかの添加物(化学物質)によって引き出されたのかもしれないのです。

アレルギー反応は、複合化していて、特定が難しいのです。

  • アレルゲンとわかった食べ物(とくに牛乳・卵・肉のばあい)は、
    極力食べない
  • 動物食中心から、植物食中心に、バランスを変える

これを同時に行うことが大切です。

それと、加工食品、調味料などの化学物質ですね。


家族みんなで、元気で、長生き!


除去食を行うとき、アトピーのひとだけ除去して、
他の家族は「今までどうり」 ということが多いと思いますが、
家族みんなで! に変えたほうがいいと思います。

なぜなら、アレルギー反応が出た「ある食べ物」 は、
アトピーの人にだけ悪いのではなくて、
ほとんどの場合、「そうでない人にも体に悪い」 のです。

アトピーの人は、反応が早いだけなのです。

それと、その人だけ「〇〇が食べれない」 というのはストレスです。
ストレスはアトピーの大敵です。

家族みんなで「〇〇が食べれない」、のではなくて、
家族みんなで 「元気で、病気にならない食事をするんだ!」

ということです。

マイナスイメージが消えて
なんだかすこしワクワクしてきませんか?

野菜中心で、いろいろ工夫して、
健康で、長生きする食事にしていきましょう!

あとは、

  • よくかんで食べること ・・・唾液の働きで消化がよくなり、アレルギー反応が出にくくなり、
    腸の状態もよくなります。
  • 食事中は、水はあまり飲まないこと ・・・食事中の水は、消化酵素を少なくします。

に気をつけるといいと思います。