「消化にいい食べ方」 で、アトピーを治す
アトピーを治すには、食事内容とともに
「食べ方」 にも注意してください。
シンプルですが、とても大切です。
「よくかむ」
アトピーを治すには、「よくかむ」、です。
食べた物を消化しやすい形で腸に送ってあげるということです。
(1)よく噛んで食べ物の細胞を砕いて細かくして、
(2)唾液に含まれる消化酵素とよくまぜて
消化しやすい形にすることが大切です。
よく噛まないで飲み込むように食べれば、
腸内で、タンパク質がアミノ酸にきっちり分解されずに腸壁から入り込み、
「異種タンパク質」 として免疫反応が起こり、アトピーを引き起こします。
また、腸内に残ったタンパクの残りかすが悪玉菌のえさになり、腸内環境が悪化します。
さらに、消化するために、大量の「酵素」が浪費され、体のバランスを崩します。
消化しやすいものだけが取り入れられ、消化が難しいものは摂取できなくなり
栄養バランスもくずれます。
- 一口あたり、40~50回、
- かたいものや消化によくないものなら、70回以上
かんでから、飲み込むようにしてください。
腹八分目
食べ過ぎもアトピーの大きな原因になります。
大量のタンパク質が分解されずに体内に入り込む原因になり、アトピーを引き起こし、
腸内環境を悪化させます。
それが、
免疫力低下 ⇒ アトピー体質 の原因になります。
消化しきれなかったものは、腸に停滞し、ガスを発せさせ、腸環境を悪化させます。
(便秘や悪玉菌の増加の原因です。)
腹八分目、を心がけてください。
食事中に水は飲まない
食事中に水をごくごく飲む人がいますが、これはとても消化に悪い食べ方です。
水によって胃などの消化酵素が流されてしまうのです。
少しづつ飲む分には問題はありませんが、
食事中のがぶ飲みはやめてください。
(水ではなく、味噌汁を飲むようにしてください。)
夜遅くに食事しない
寝る前の食事(とくにドカ食い) は避けてください。
胃の働きと、眠りの深さは反比例していますので
眠りが浅くなり、睡眠の質が悪くなります。
睡眠 不足 は、
自律神経を乱してアレルギー性疾患の原因となり、
ビタミンB6などの不足を招いて、これまたアトピー・喘息・花粉症・鼻炎の原因となります。
(⇒詳しくは「自律神経とアトピー」「脂肪酸とアトピー」をご覧ください。)
また、就寝時に胃に残った食べ物は、胃酸の分泌をうながし続けて
胃酸の逆流を起こしかねません。
もし、食道に胃酸が逆流すれば、食道粘膜が傷つけられ、
気管支に逆流すれば、気管支粘膜に炎症が起こり、ぜんそくの原因となります。
また、食べ物の腸への正常な引き渡しもできなくなり、消化不良を招いて腸内環境を悪化させ
アトピー・喘息の原因となります。
夕食は、寝る4時間前に終わらせるようにしてください。
(⇒詳しくは「夜食とアトピー・喘息」をご覧ください)
夜に甘いものはダメ
よる甘いものを食べるのは、
これから体を休めてエネルギーは使わないのですから、糖分は無駄に体に入ります。
腸の悪玉菌に餌をやっているようなものです。
果物も、果糖が含まれていますので夜は避けてください。
(果物は、朝、朝食前に食べるのがベストです。)