アトピーを治す食事・・・味噌汁・納豆
発酵食品は、酵素が豊富です。
とくに、納豆、味噌汁、ぬか漬はおすすめです。
味噌
味噌は、
米に有用細菌を入れて麹(こうじ)をつくり、
大豆を混ぜて発酵させて作るのですが、
「酵素」 (こうそ) が豊富なだけでなく、「乳酸菌」 も豊富で、
腸内バランスを整える高い効果を持っています。
また、「イソマルトオリゴ糖」 「大豆オリゴ糖」 が含まれていて
腸内を活性化し、ビフィズス菌、乳酸菌などの善玉菌を増やし、便秘も解消されます。
(イソマルトオリゴ糖は、熱や酸に強いので、腸内環境を整える非常に良いオリゴ糖です。)
1日1回は味噌汁を飲むようにしてください。
そして、味噌はできるだけ天然醸造の高級品を選ぶようにして下さい。
腸内環境の改善効果が高く、有害物質がなく、なによりも 「おいしい」 です。
( おいしい! と思えることが食事改善のコツです。
なにごともたのしくなければ続きません。
現代の食生活で失われた味覚を取り戻すことにもなります。)
では、アトピーを治すために、
味噌汁をつくるときの注意点をいくつかあげたいと思います。
だしは、天然だしで!
「だし」 にはぜひ、こだわってください。
かつお節、こんぶを中心に、煮干し、干ししいたけ、を使います。
おいしいみそ汁の決め手は、「味噌」 と 「だし」 です。
かならず天然物で、インスタントはやめてください。
というのは、顆粒状の「インスタントだし」 が
アレルギーの原因になっているケースがほんとうに多いからです。
- 〇〇風味など、インスタントだしは使わない
- だし入り味噌は使わない
- 顆粒状のスープのもとは使わない
に気をつけてください。
煮立ったところに、味噌は入れない
酵素は熱に弱い、という性質があります。
煮立ったところに味噌を入れてしまうと
酵素は消失してしまいます。
味噌汁は82度くらいがおいしい、とされていますが、
ほんとうはこんなに熱いと口の中はやけどします。
すこし温度が下がったところで味噌を入れる、ようにしてください。
納豆
「納豆菌」 は、
乳酸菌よりも強く、長い 「整腸効果」 を発揮します。
腸内の善玉菌を増殖させ、悪玉菌の出す有害物質を排泄するのです。
また、不可欠アミノ酸の含有量も高く、
納豆菌による発酵作用で、タンパク質が低分子のペプチドやアミノ酸に分解されているので
消化がとてもよく、腸にやさしく、タンパク質を効果的に取ることができます。
また、発酵作用が、ビタミンB2 (皮膚の新陳代謝促進)、パントテン酸 (副腎皮質ホルモンを生成) を大豆の数倍に引き上げていて、食物繊維、ビタミンE、カルシウムなどのミネラルも豊富です。
*しそ油、亜麻仁油などをかけて、
アトピーの抑制効果のあるαリノレン酸を合わせて取れば、鬼に金棒です。
醤油(しょうゆ)
醤油(しょうゆ)は、
乳酸菌による、大腸菌などの悪玉菌増加を抑える働きがあります。
また、イソマルトオリゴ糖や大豆オリゴ糖が含まれているため、
善玉菌を増やす効果もあります。
ただし、「だし入り醤油」には、たくさんの添加物が入っていて
アレルギーの原因になることが多くあります。
醤油は、大豆、小麦、塩だけでつくられるものです。
原材料名にこれ以外のものがたくさん入っているものは避けてください。
「みりん」も同じです。
〇〇風味、みりん風味調味料などは避け、純米みりんにしてください。
- 醤油は、丸大豆醤油をつかう
- みりんは、純米みりんをつかう
「ぬか漬け」 は、乳酸菌が豊富で、腸内バランスを整え、
Th1 細胞を増やして、アトピーを改善する効果があります。
味噌汁は、いろいろな魚貝類、海藻、野菜で楽しめる
酵素と栄養価の高い、日本人の知恵が産み出した食べ物です。
アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症などをなおすため、
食事を豊かにするため、
味噌汁、納豆、ぬか漬けを、ぜひ食べてくださいね。
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