べにふうき茶 と アトピー性皮膚炎・花粉症・喘息
「べにふうき茶」 に期待される抗アレルギー効果

緑茶に含まれるポリフェノール 『カテキン』 は、
殺菌作用、血流改善作用(血をサラサラにする)などが知られていましたが、最近では、アレルギー性疾患の改善に効果がるとして注目されています。
カテキンは、お茶を飲んだ時に感じる「渋み」の成分です。
そして特に、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそく、花粉症などの改善効果を期待されているのが
べにふうき茶に含まれる 「メチル化カテキン」 です。
カテキンは、腸からの吸収率が悪く、体内に貯蔵できないため1日で排泄されてしまうのですが
「メチル化カテキン」 は吸収率が高く、脂に溶けやすいため体内に貯蔵できます。
最近の研究では、「メチル化カテキン」 によって
★IgEの血中濃度が下がる、
★IgEと肥満細胞の結合が弱められ、
炎症やかゆみをもたらす「ヒスタミン」発生が抑えられる、
などの効果が確認されています。
九州大学や農研機構野菜茶業研究所、森永製菓、アサヒ飲料などの研究では、
「メチル化カテキン」 を多く含んでいる 「べにふうき茶」 を使った試験で、
- マスト細胞の高親和性IgE受容体の発現レベルを下げる。
(IgEとマスト細胞の結合性が弱まる。) - ヒスタミン放出率が下がる。
- 「べにふうき茶」を含むお茶の1ヶ月間の飲用試験では、
メチル化カテキン含まないお茶に比べ血液中IgE値が抑制される。 - 好中球、NK細胞などの活性度には影響がみられず、正常な免疫反応は抑制しない。
などが確認されています。
(高親和性IgE受容体の発現率は40%程度に、
ヒスタミン放出率は20%程度に低下しています。)
カテキンが、環境ホルモンの影響を抑制する
環境ホルモンは人体に入ると、女性ホルモン「エストロゲン」と同様の作用をもたらし、
内分泌系をはじめ様々な悪影響をもたらすことが懸念されています。
アトピーとの関係では、環境ホルモンがB細胞を刺激し、IgE抗体を多量に産生することが、動物実験から確認されています。
宝酒造のバイオ研究所の研究で、
カテキンが、環境ホルモンのエストロゲン様作用を阻害して
内分泌系の かく乱を抑制する効果があることがわかりました。
カテキンは、環境ホルモンにくらべて数十倍以上も女性ホルモン受容体と結合しやすく、
その結果、環境ホルモンが結合することを妨害する効果があるのです。
特に べにふうき茶 の「メチル化カテキン」 は、体内への吸収率が高いため
環境ホルモンによるアレルギー体質化を防ぐ効果が高い、と考えられるのです。
腸内環境も良くなる
兵庫県立大学など複数の研究データからは、
カテキンが腸内の善玉菌を増やす、という結果が出ています。
データによって数値は一様ではありませんが
ビフィズス菌や、皮膚炎抑制効果のあるビオチンが増えるようです。
(埼玉県立がんセンターの10年間の追跡調査では
緑茶を1日に10杯以上飲む人は、3倍以下の人より40%がんの発発症率が低い、という結果が出ています。)
さらに
カテキンには、強い抗酸化力があり、
皮膚や、気管支・鼻などの粘膜で、細胞膜が破壊されることを防ぐ効果があります。
多方面の研究結果からアレルギー性疾患の体質改善効果が認められている「べにふうき茶」 。
量産が効かないという弱点があるため、
とくに春以降の花粉症の季節に品切れになるケースが多く発生しています。
入手できるようでしたら、ぜひ、べにふうき茶 で
アレルギー体質の改善、症状の緩和 にお役立て下さい。
《 カテキン 》
作用: 抗アレルギー作用、
抗酸化作用
発がん・転移抑制
殺菌作用、口臭予防
腸内環境健全化
アトピー体質改善のために
「べにふうき茶」 を試してみましょう