局所ホルモン と アレルギー体質の原因
細胞ホルモン・局所ホルモン ってなに?
細胞ホルモン・局所ホルモン といっても
知らない方が多いのではないかと思います。
特定の臓器・器官から分泌される、いわゆる ホルモン とは別に
細胞から分泌されるホルモン様物質を
局所ホルモン、細胞ホルモン などと呼んでいます。
そして、このホルモン様物質が
とくにアトピー・喘息・花粉症などと密接な関係にあります。
悪玉 局所ホルモン が、アレルギー体質の原因
局所ホルモンは、2つの反対の作用をする生理物質のバランスで作用します。
アトピー・喘息・花粉症・鼻炎についていえば、
- アレルギー反応を強めるものと、抑えるもの
- 炎症を促進するものと、おさえるもの
の2つがあり通常は この2つの力がバランスされ
健康を維持しています。
アレルギーを強めるもの、炎症を促進するもの を 悪玉の局所ホルモン などと言っています。
悪玉の局所ホルモン が増えてしまい、バランスを失うと
アレルギー体質となり、アトピー・喘息などを発症し、悪化させるのです。
局所ホルモン をつくる油と脂肪!
では、悪玉の局所ホルモンが増えてしまう原因は何でしょうか?
これははっきりしています。
脂質・油 が原因です。
局所ホルモンは、脂質・油から変換されてつくられるのですが
ある油・脂肪を取ると悪玉になるのです。
つまり、肉食が増え、油料理が増えた現代の食生活がもたらした体質、
それがアレルギー体質、とも言えるのです。
局所ホルモンバランス を 改善させる方法
悪玉の局所ホルモンをつくる 肉・市販の油 に対して
善玉 をつくる 油・脂肪 もあります。
簡単に言えば、油を変えることで
局所ホルモンバランスは改善されるのです。
★一つは魚の脂質である EPA。
★もう一つはαリノレン酸系の油 です。
αリノレン酸系の油には
・しそ油
・あまに油
・エゴマ油
などがあります。
また、局所ホルモンバランスの改善には、
ビタミンB6、亜鉛、マグネシウム などのビタミン・ミネラルが不可欠です。
詳しくは
★魚について
★脂肪酸とアトピー
★ビタミン・ミネラル①
などをご覧ください。
アトピー・喘息・花粉症・鼻炎などは、遺伝が原因などではなく、
食事から体質化している部分がとても大きいのです。
ぜひ、油・脂質を変え、アレルギー体質を改善しましょう!!
油の偏りが、細胞ホルモンをかたよらせて
アトピー・喘息・花粉症・鼻炎の原因となります。
EPA、αリノレン酸をしっかりとりましょう。