アトピーの原因と対策
アトピー・喘息・花粉症・鼻炎 を治すために
アトピー・喘息・花粉症・鼻炎などのアレルギー性疾患の原因は、
完全な解明がなされているわけではありません。
ただ、「遺伝体質」 + 「アレルゲンの増加」 という 従来型の原因説明 からすれば
アレルギーのメカニズムは、より踏み込んだ形で分かってきています。
それが、以下の6大原因です。
このページは、6大原因の簡単な説明と、関連するページのご案内です。
6大原因のもう少し具体的な説明は、「6大原因」のページをご覧いただき、
それぞれのページでさらに具体的な説明と対策編を見ていただければと思います。
( このホームページは、まだ制作途上で十分書き込まれていないものもありますが、
追ってページを追加して行きますので、時々見に来てくださいね。)
6大原因と関連するページ
① TH1/TH2バランス
免疫 は、大きく分けて2種類あります。
・細菌やウイルスに対応するTh1型
・ダニ、カビ、花粉などに対応するTh2型
Th1とTh2は、一方が増えると一方が減る関係にあり、このバランスが崩れるとアレルギー性疾患になります。
(バランスが崩れる原因は、栄養の過不足、有害物質など多岐にわたります。)
② 腸内環境の悪化
アトピーも、喘息・花粉症・鼻炎も、まず、腸の環境悪化から始まります。
(1)腸から完全に分解消化されていないタンパク質が入り、免疫反応が起る。
(2)腸内細菌バランスが崩れ、免疫がTh2にかたよる。
これが、体の免疫バランスを崩す原因です。
>>アレルギー性疾患の「6大原因」とは?
>>タンパク質
>>動物食の食べすぎ
>>牛乳がもたらすもの
③ 局所ホルモン
副腎や卵巣など特定の臓器から分泌されるホルモンとは別に、体中の細胞から分泌される 局所ホルモン(生理活性物質) というものがあります。
これには炎症を抑えるもの と 炎症を促進するものがあり、局所ホルモンのバランスが崩れると、アトピー・喘息などを起こします。
>>油を変える >>マーガリン
>>魚とEPAとアトピー
>>脂肪とアトピー・喘息・花粉症
④ 副腎皮質ホルモン
ご存じの通り、副腎皮質 ホルモンは、過剰な免疫を抑え、炎症を鎮めるなど大切な働きをします。
この副腎皮質 ホルモンが、ストレス、ビタミンなどの栄養素不足などによって不十分となると、アレルギー性疾患の症状を体の力で抑えることが難しくなります。
>>副腎皮質ホルモン
>>ストレスとアトピー・喘息・花粉症
>>パントテン酸
>>ビタミンCとホルモン
⑤ 過酸化脂質
体内で発生する 活性酸素 が、細胞膜をつくっている脂質を攻撃して 過酸化脂質となり、細胞をボロボロにします。
そして、皮膚や気管支・鼻などの粘膜で炎症起こすのです。
活性酸素の原因は多岐にわたり、抑える力の不足は、ビタミン・野菜の不足です。
⑥ 自律神経
私たちが意識することなく、胃や腸などの器官を働かしているのが自律神経。
これには、交感神経・副交感神経の2つが絶妙なバランスで働き、ホルモン・免疫と連動して体を正常に保っています。
このバランスの崩れが、免疫バランスを崩し、アレルギー性疾患となります。
>>自律神経の乱れが、アレルギーの原因
>>自律神経と生活の工夫
治す方法
これ以外にも、肥満細胞とIgE抗体の結合性の問題をはじめいろいろな要因がありますが、
基本は、この6つが複合してアトピー・喘息・花粉症・鼻炎 を起こしていると考えていいと思います。
アレルギー性疾患は、難病視されています。
なぜでしょうか?
ひとつは、遺伝体質+アレルゲン という古い原因説から、
対処療法の「薬」治療 と 「アレルゲン除去」 に終始しているからです。
もう一方で、民間療法によくある
「〇〇温泉水が効く」、「〇〇水を飲めば治る」 などの治療法は、
特定の人には有効かもしれませんが、多くの場合、複合的な要因で体のバランスを崩してアレルギーになっているのですから、時間とお金を浪費することが多いと考えられます。
また、極端な「除去食」(玄米、稗、粟しか食べないなど) は逆に栄養上、アトピーを治りにくくし
「有害化学物質」 を目の敵にするだけでも治りません。
(有害物質の問題は、もちろん重要ですが。)
では、どうすればいいでしょうか?
6大原因を見ていただいて気付かれたと思いますが、
アトピーなどの疾患は、体のバランスを崩していることによって引き起こされます。
その大きな原因は、食事バランスであり、
それにストレスをはじめとする生活バランス、
さらに有害物質の問題が加わります。
まず、どのような栄養素が不足するとどうなるのか?
多く食べると体のバランスを崩すものは何か?
などをきちんと知って、生活の中に取り入れることが大切です。
各ページをご参考にしてしていただければ幸いです。