食事と生活から生まれる 「アトピー体質

アトピー・喘息・花粉症の 原因 と 体質化


アトピーは、食事、生活、有害物質 の3要因で体質化してしまいます。
                      (⇒「本当のアトピー要因」をご覧ください。)
アトピーが体質化してしまう流れを図にすると下のようになります。


アトピー体質を生む食事と生活

 腸の悪化 


アトピー・喘息・花粉症は、まず、腸の環境悪化から始まります。
腸は、食べ物を消化して栄養素として体内に入れる場所です。
ですから、免疫の大半がここに集中して 「関所」 の役割をしています。

ここに、肉や砂糖などの 「腸壁」 を傷つける食べ物がたくさん入ってきたら
そのキズから 消化が十分でないタンパク質などが体内に入り込んでしまいます。

こうなると 「関所の番人」 (=免疫を担う白血球細胞) は、
一生懸命、 「敵 (異物) が入ってきた!」 と、排除にかかるわけです。
これがアレルギー反応です。

また、肉・砂糖・牛乳などの食べ物が多いと 「善玉菌」が減り、「悪玉菌」 が増えてしまいます。
とくに カンジタ菌 は、腸にキズ をつけ、
ますます免疫がくるってしまうという 悪循環に陥ります。

                 ― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―
                  ★「アトピーを治す食事
                  ★「タンパクの取りすぎ」  ★「動物性タンパク質
                  ★「牛乳について」      ★「砂糖について

 自律神経 のかたより


自律神経は、免疫と密接な関係にあります。
ストレス や 過労、睡眠不足、不規則な生活、
逆に、ストレスがなさすぎる、快適すぎる生活、運動不足、ひきこもり
などは、自律神経をかたよらせ、
白血球のかたより や、免疫の過敏反応 などおこします。

                     ― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―
                    ★「自律神経とアトピー」   ★「生活の見直し

 副腎皮質 ホルモン の不足


副腎皮質ホルモン (糖質コルチコイド) は、
炎症 や ぜん息 、免疫の過剰 を抑える大切な働きをするホルモンです。

けれども ストレス などで 副腎が疲弊してしまうと、分泌が不十分になります。
ビタミンC や パントテン酸 などが不足しても、糖質コルチコイドは減ってしまいます。

食事と生活、療法が大切なのです。

                   ― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―
                ★「ストレスとアトピー」   ★「副腎皮質ホルモン
                ★「パントテン酸」       ★「副腎ホルモン不足

 局所ホルモン のかたより


局所ホルモン って、あまり聞いたことがないのではないかと思います。
脳下垂体 や 腎臓、膵臓、卵巣 など特定の場所から分泌されるホルモンと違い、
細胞でつくられ、ホルモンのような働きをする、生理活性物質 です。

この局所ホルモンは、プラスとマイナスの2つの力でバランスされ
健康な状態を維持しています。
アレルギー性疾患を抑制するホルモンに対して
悪化させるホルモンが過剰になった時、
アトピー・ぜんそく・花粉症・鼻炎がおこります。

大きく影響するのが、脂質 (脂肪酸、油) です。

どのような油(脂質)を取っているのかが非常に重要です。

そして、肉・牛乳の脂肪 の取りすぎが非常に問題になります。

一度バランスが崩れると正常にするのはなかなか大変で、次の2点が大切になります。

 ① 「アレルギー性疾患を抑制する」局所ホルモンの原料になる油(脂肪)を積極的に取る。

 ② 脂肪を代謝・分解して、
  「アレルギー性疾患を抑制する」局所ホルモンをつくるために不可欠な
   ビタミン・ミネラルを不足させない。

・どのような食事が、アレルギー性疾患を悪化させる局所ホルモンを増やしてしまうのか、
・どのような食品・栄養を取れば、改善されるのか、
関連ページに載せていますので、ぜひ読んで実践してください。

                    ― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―
                 ★「油を変える」       ★「肉の脂肪
                 ★「魚について」      ★「脂肪酸とアトピー
                 ★「代謝されない脂肪」  ★「ビタミン・ミネラル①
                 ★「油を変えればアレルギーは治る!」

 有害物質


プラスティックの加熱や燃焼で発生する 「ダイオキシン」 や、有機すず などは、
Th2細胞を増やしたり、B細胞を増やしたりして、
免疫の正常な働きを妨げる有害物質です。

農薬 や 殺虫剤、食品添加物・保存料 など
アトピー性皮膚炎・ぜん息 の原因となるものはたくさんあります。

                    ― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―
                  ★「鉛とアレルギー

 有用な栄養素 の不足


野菜などに多く含まれている フラボノイド をはじめ、
免疫の働きを正常化したり、炎症を抑えたり、有害物質を解毒したりといった
アトピー改善効果のある栄養素が
食事のかたより(欧米化) の中で 激減しています。

ここ数年の、栄養学 や 予防医学 などの目覚ましい研究成果は
アトピー性皮膚炎・ぜん息・花粉症 に 有効な栄養素 を見つけ出しています。

積極的に取って行くことが必要です。

                    ― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―
                  ★「べにふうき茶


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