アレルゲンについて

アトピーの3要素


このページでは、アトピーの「原因」とされている
アレルゲンについて考えてみたいと思います。



 アレルゲンは、アトピーの原因??


下に、アレルゲン(抗原)となりやすいとされている食べ物をあげます。

《食物性アレルゲンとなりやすいとされるもの》

牛肉、牛乳、チーズ、バター、牛乳を使った加工品
鳥肉、卵、マヨネーズ、お菓子、卵を使った加工品
大豆大豆油、おから、納豆、豆腐など
その他豚肉、小麦、米、マーガリン、とうもろこしなど



アトピー治療のために病院に行くと、
問診、血液検査、皮膚テスト、除去食試験などが行われます。

アレルゲンとなる食物にめぼしをつけるのは大切です。

ただ、気をつけたいことは、
たとえ血液検査などで、ある食べ物がアレルゲンでは、とわかったとしても
それだけを食べなければアトピーが治るわけではいということです。
 (特殊なケースは別ですが)

たとえば、大豆にアレルギー反応が認められたとしても、
それは動物食偏重の食生活によって腸の環境が悪化して、
免疫に誤作動起こりやすい状態になってしまことで、
特定のタンパク質に反応が出ているだけかもしれません。

つまり、
アレルゲンとは、アレルギー体質になってしまった「結果」
 として出ているもの、ということです。

すべてのことに、原因があり → 結果があります。

アレルギー体質の「結果」である「アレルゲン」の除去食は、
アレルギー体質の「原因」を取り除くことにはなりません

とりあえず、アレルギー反応が出ないようにする
といういう意味しかないということです。

そして
アレルギー反応が、様々な食品に出てしまった場合、
何を食べてよいのかわからなくなります。

必要な栄養素を取ることができず
かえってアトピー体質を悪化させてしまうかもしれません。

 アレルギー体質の改善が重要


もちろん、アレルゲンをとりあえず避けることは必要です。

ダニ、花粉、カビ、その他何らかのタンパク質に抗体がつくられ、
異物として排除する 体の体制 ができてしまっているわけですから、
放置すれば、皮膚炎やぜん息発作などの症状が出てしまいます。

また、くり返し入ってくる「アレルゲン」 に免疫細胞が戦い続けることで
ますます 免疫過敏ヒスタミン が放出されやすい体質 になってしまうことも考えられます。

アレルゲン対策はしっかりやりましょう。

そして同時にやらなければならないことは
食べ物やダニや花粉などに、過剰に反応するようになってしまった 体質を改善することです。

なぜ、免疫の過剰反応が起るのでしょうか?

アレルギー性疾患は、あるタンパク質を
免疫細胞が 「排除すべきもの」 と判断することによってによっておこります。

食べ物やダニや花粉など、身の回りにたくさんあり、体に侵入しやすいものが
「排除すべきもの」 とされることでアトピー・花粉症・喘息・鼻炎は発症します。

本来、食べ物 も ダニ も 花粉 も、そんなに必死になって排除しなければならないほど
体に害を与えるものではありません。

つまり、過剰反応 ということですが、
なぜ免疫の過剰反応が起るかと言えば
免疫システムのバランスが崩れてしまっているからです。

そしてその原因は
Th2 細胞の過剰、腸内環境の悪化、ホルモンバランスのかたより、にあります。

そしてこれらは、 かたよった食事 によってもたらされるのです。

詳しくは、各ページを見ていただきたいのですが、

免疫バランスを崩す食べ物・栄養素

正常で、力強い免疫システムをつくってくれる食べ物・栄養素

がそれぞれあるのです。

ですから、除去食やアレルゲンをさける対策だけではなく、
免疫を正常化して体質を改善する食事にすることが 非常に重要なのです。 



 家族みんなで、元気で、長生き!


除去食を行うとき、アトピーの人だけ、アレルゲンの食品を除去して、
他の家族は「今までどうり」 ということが多いと思いますが、
アレルギー体質を治す新しい食事は、
ぜひ、家族みんなで! にしていただければと思います。

なぜなら、ここで「アレルギー体質」といっているのものは
わたしたち現代人のほとんどが抱え込んでいるからです。

腸の弱体化からくる「消化力」や「自然治癒力」などの低下は
体中に老廃物を溜め込ませ、血液をドロドロにし
多くの人を、「不健康なまま生きている」状態にしています。

それが、アトピーになりやすい体質の人にはアトピーを、
ガンになりやすい人にはガンを、
糖尿病になりやすい体質の人は糖尿病を、
引き起こすのです。

ようは、そうなるのが早いか遅いかだけです。

ですから、アトピーをきっかけに新しい食事に変え、
家族みんなで、元気で長生き、になって行こう
という前向きで、楽しい食生活になれば効果も高いと思います。

それと、その人だけ「〇〇が食べれない」 というのはストレスです。
ストレスはアトピーの大敵です。

家族みんなで「〇〇が食べれない」、のではなくて、
家族みんなで 「元気で、病気にならない食事をするんだ!」

ということです。

マイナスイメージが消えて
なんだかすこしワクワクしてきませんか?

野菜中心で、いろいろ工夫して、
健康で、長生きする食事にしていきましょう!


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