野菜を食べて、アトピーを治す

野菜をたくさん食べて、アトピーを治しましょう!

 

アトピーを治すためには、ぜひ、たくさん野菜を食べて下さい!

野菜は、

  • 酵素(こうそ) が豊富
  • 食物繊維が豊富
  • ビタミン、ミネラルが豊富
  • ポリフェノールが含まれている

ことにより、アトピー性皮膚炎、ぜん息、花粉症などの症状を和らげ、
体質を改善して、アトピーを治す効果を持っています。

食物繊維は、腸の働きを健全にし、善玉菌を増やし、酵素の働きを助けます。
酵素、そしてビタミン・ミネラルは、体の中から健康をつくります。

ポリフェノールという、野菜の苦み成分は、
ヒスタミンという炎症やかゆみをもたらす成分の発生を抑え、
活性酸素を除去する機能もありますから、炎症の改善効果を持ちます。

けれども、野菜を食べる量は年々減っています。
野菜消費量の減少、アトピーと食事

動物性タンパク、油物、加工食品が、年々増え、野菜は年々減っている・・・
これがアトピーの人が増えている大きな原因です。

アトピー性皮膚炎・ぜん息・花粉症を治すために、野菜の多い食事にしましょう!

 野菜不足は、カルシウム不足を招く

でも、野菜ばっかりじゃ、カルシウムが不足するんでは?
という疑問があるかもしれません。

そんなことはありません!

  • もともと肉には、カルシウムはほとんど含まれていません。
  • 大豆、枝豆、ひじき、豆腐、ほうれん草、切干し大根、など
    野菜や、豆類などにはカルシウムが豊富に含まれています。

  アトピーに効くカルシウム、含有量比較

日本人のカルシウム不足は、
野菜や豆類を食べなくなったことに原因があるのです。

生野菜、温野菜、自家製ジュースで、アトピーを治す!



では、野菜を食べるときの注意点を何点かあげます。

酵素(こうそ)は、48度以上の加熱で活性度が落ちます。
酵素は、消化を助け、腸内細菌バランスを整え、免疫の正常化に寄与します。
酵素を取るのは、生野菜が理想です。

ただ、生野菜は、細胞膜が硬いですので
栄養をきちんと体内に取り入れるためには、よく噛んで食べる必要があります。

量をとるには 「温野菜」 がおすすめです。

2~3分蒸したり、かるく茹でたり、レンジで少々あたためた温野菜で
4~5品取るようにしてください。 (なるべく大皿で!)

また、野菜に果物をジューサーにいれて (にんじんりんご、など)
自家製ジュースにするのは、酵素やミネラル・ビタミン、栄養、をとるには
ほんとうに効果的な方法です。

ぜひ、色々工夫してください。


できるだけ「無農薬」 のものを



中国産野菜は論外ですが
国内の野菜も、大量の農薬が使われています。

雑草や虫にだけ害があり、それを食べる人には害がない、
などという都合のいい化学物質はありません。

農薬は殺虫剤とほぼ同じ物質が使われています。

農薬などの有害物質の摂取は、
副交感神経を刺激し、リンパ球を増やし、Th2細胞を増やす働きをして
アトピー体質をつくってしまいます。

   農薬は、アトピー性皮膚炎やぜんそくと密接な関係があるのです。

植物は本来、虫と接触し、栄養素を交換し、
太陽光の恵みの中で自然な生命力を持って成長していくものです。

形は悪くても、生命力がつまった野菜は、
私たちに豊富な酵素と栄養素を与えてくれます。

最近では、スーパーなどでも「無農薬コーナー」が設けられるなど
少々値段は高いですが、入手しやすくなっています。

あまり神経質になりすぎると
ほんとうに食べるものがなくなってしまうというのが日本の現状ですが、
可能な限り「無農薬」の、元気な野菜を食べるようにしてください。


旬の野菜、新鮮な野菜を



最近では、栽培技術の発達などで、様々な野菜が1年中食べられるようになっています。

ただ、野菜にはそれぞれ旬があって、
その野菜の旬のものほど、ビタミン・ミネラルなどの栄養価がたかく、
酵素が豊富で、おいしいものです。

アトピーを治すには旬の野菜を、ほうれん草の栄養価比較、アトピーと食事

旬の野菜を優先に、そして新鮮なもの(それだけ酵素が多いです)を
たくさん食べましょう!

《野菜の旬》

季節野菜名旬の月季節野菜名旬の月
キャベツ3~5月かぼちゃ6~8月
かぶ4~6月きゅうり7~8月
みつば3~5月しめじ8~9月
アスパラ5~6月冬瓜7~9月
しいたけ3~5月とうもろこし7~9月
じゃがいも4~5月トマト6~8月
パセリ3~4月なす5~9月
セロリ3~4月モロヘイヤ7~8月
にんにく3~5月枝豆7~8月


季節野菜名旬の月季節野菜名旬の月
ブロッコリー11~12月大根1~3月
やまいも11~12月ほうれん草12~3月
ねぎ11~12月白菜11~2月
春菊11~12月キャベツ11~2月
ごぼう10~12月小松菜12~2月
さつまいも9~12月カリフラワー12~3月


― ( 関連ページ をご覧ください。 ) ―

たまねぎ    ★しょうが    ★ビタミン・ミネラル①
キャベツ    ★モロヘイヤ   ★にんじん 


果物も毎日食べるようにしましょう

果物も、ビタミン・ミネラルなど豊富な栄養と酵素をもたらす、
アトピー改善効果の高い食べ物です。

人間と遺伝子の97%が同じ、人間に最も近いとされるチンパンジーの食事は
50%が果物です。 
(人間と猿は、体内でビタミンCをつくれないため、果物は大切なんですね。)

そしてチンパンジーは、ほとんど病気をしないそうです。

糖分を気にする方も多いようですが
朝一番に食べる、午後3時くらいまでに食べる、ということをきちんとすれば
エネルギーとして代謝され、問題はありません。

1日1~2品食べたいものです。
(特に、りんごや柿は、排毒効果もあり、おすすめです)

野菜と果物で、アトピーを治しましょう!


関連ページ

しそ・しその実
しょうが
たまねぎ
べにふうき茶
米と玄米
モロヘイヤ
・脂肪酸とアトピーⅠ  ・脂肪酸とアトピーⅡ
ビタミン・ミネラル①  ・ビタミン・ミネラル②


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